「自然の摂理」と暮らす縁側のある家
2026/01/20
「縁側」とは、和室と庭の間などに設けられた板敷きの空間で、内と外を繋ぐ緩衝地帯として、くつろいだり、家族や近所の人との交流を楽しんだりできるのが魅力です。
夏は日差しを遮り涼しく、冬は陽だまりをつくる省エネ効果も期待できます。
近年はあまり見ませんが、「縁側」と「平屋」は相性抜群です。
家づくりにおいて、今や「高気密・高断熱」は当たり前の基準となりました。
性能が上がるほど、私たちは外気から守られ、快適に過ごすことができます。
しかし、その一方で、私たちは「季節の気配」を室内に持ち込むことを忘れてはいないでしょうか。
今回設計したこの平屋には、リビングと自然をゆるやかに繋ぐ「縁側」を設けました。
それは単なる通路ではなく、この家の呼吸を司る大切な場所です。

1. 室内を通り抜ける、心地よい「風の道」
この住まいの最大の特徴は、縁側から吹き抜けへと繋がる立体的な空気の流れです。
縁側の窓を開ければ、そこには心地よい自然の風が舞い込みます。
その風はリビングを通り抜け、吹き抜けの高窓(ハイサイドライト)へと抜けていく。
この「風の道」が、家全体の空気を健やかに、そして淀みなく整えてくれます。
エアコンの管理された風ではなく、季節の香りを運んでくる本物の風。
それこそが、この家が提案する究極の贅沢です。
2. 「縁側」がもたらす癒し
忙しい日々を過ごす住み手にとって、
住まいは単なる「シェルター」であってはいけないと私は考えます。
・開放感と癒しの共存
縁側があることで、視線は自然と庭へと導かれます。
LDKという「内」と、庭という「外」の間に、曖昧な「中間領域」があることで、空間に心理的な奥行きが生まれます。
・ウッドデッキとの絶妙な使い分け
外側に設置したウッドデッキは、BBQやDIYを楽しむ「動」のスペース。
対して室内の縁側は、雨の日でも風を感じながら読書にふける「静」のスペース。
この2つがあることで、暮らしの選択肢が格段に広がります。
3. 設計者としてあえて提案する「自然の摂理」
もちろん、最新の住宅設備は素晴らしいものです。
しかし、天気の良い日に窓を放ち、縁側に腰掛けて、移ろう光や風の音を感じる。
そんな「自然の摂理」を取り入れる暮らしは、デジタルな日常に疲れた心に、何よりのエネルギーを与えてくれます。
「性能」を追求したその先に、どんな「情緒」を描くか。 それが、これからの住まいづくりにおいて最も大切な視点ではないでしょうか。
おわりに
リビングの脇に、そっと寄り添う縁側。
そこは、家の中で最も季節を感じ、最も自分に帰れる場所になるはずです。
自然と溶け合うような平屋の暮らしを、あなたも実現してみませんか?
皆様の家づくりのヒントになれば幸いです。
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MIURA設計室
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